立憲民主党 参議院議員 [比例代表] えさきたかし(江崎 孝)

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1月27日 所信表明の耐えられない軽さ

掲載日:2014.01.27

1月24日、第186通常国会が開会しました。安倍首相は所信表明演説で初めて、集団的自衛権と憲法改正について言及しました。昨年の臨時国会では「衣を脱ぎ棄て、鎧をむき出し」にし、強行採決の連続、傲慢な国会運営を行った安倍政権でしたが、今国会では冒頭から「鎧」どころか、抜き身にした刀を振りかざすような姿勢です。
豪雨災害の伊豆大島、台風で壊滅的被害を受けたフィリピンにおける自衛隊の活動に、地元住民から感謝が寄せられたことを挙げ、「だから自衛隊が海外で活動するフィールドが必要だ」と言わんばかりに唐突に「集団的自衛権については対応を検討する」と展開。また、昨秋着任したキャロライン・ケネディ米大使の父であるジョン・F・ケネディ氏の、大統領就任時の演説を引用のうえ“意訳”し、日米同盟の必要性と、米国とともに「積極的平和主義」へ乗り出す意思を表明するなど、いささか、というか極めて飛躍した論理による持論を繰り広げました。
そのケネディ大統領の就任演説を、安倍総理は「世界の市民同胞の皆さん、米国があなたのために何をするかを問うのではなく、われわれが人類の自由のために、一緒に何ができるかを問うてほしい」と引用しましたが、本来ケネディが述べた有名な一説は、「あなたの国があなたのために何ができるかを問うのではなく、あなたがあなたの国のために何ができるのかを問うてほしい」と訳されるのが通常です。安倍総理は日米同盟に触れるため、この一説を“意訳”したのでしょうが、彼の本当の狙いはむしろ本来の意味を拡大解釈して「国民のために国家があるのでなく、国家のために国民があるのだ」と言いたかったのではないかとも思える態度が見えます。
アジア外交については、“盟友”米国をして「失望した」と言わしめた靖国参拝や、ダボス会議時の記者団との懇談の席上で「日中関係は第一次対戦前の英独と似ている」と発言するなど、挑発的言動をさらしておきながら「会話のドアは常にオープンである」などと、喧嘩腰の目線です。
与野党の関係について首相は「私たち連立与党は、政策の実現を目指す「責任野党」とは、柔軟かつ真摯(しんし)に、政策協議を行っていく」と言いました。彼の言う「責任野党」とは維新の会、みんなの党、結の党などを想定しているのは明白ですが、この演説の前日、維新の会の石原共同代表は、東京都知事選の応援演説で、聴衆もマスコミもあきれるほど「ヘイトスピーチ」まがいの発言を連発しています。
保守、それも極めて右寄りの政治信条の者たちが、「言いたい放題」「やりたい放題」の風潮にあります。思慮に欠けた物言いは、薄っぺらに聞こえます。私たちが今国会に課せられた使命は、彼らに本当に「謙虚であること」「真摯(しんし)」であることを理解させることもあるようです。
30日の午後、参院本会議の代表質問に立ちます。謙虚に、真摯(しんし)に、そして厳しく、政府を追及するつもりです。

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